先日の冷却水(クーラント)レベル低下・・・ 原因不明・・・。
「そろそろエンジンオイルを交換しようかな」って思っていた矢先の出来事。。。
冷却水混入の確認もしたいから、 やりますかっ!!
先ず最初に「取扱説明書」の記載事項を紹介しとくね。
【粘度】SAE 0W-30、SAE 0W-40、SAE 5W-30、SAE 5W-40、SAE 5W-30のいずれか
・BMW純正は5W-30
【品質】「BMWロングライフ04(LL04:Long Life 04)」
・BMWに承認されているオイル
・承認されているオイルが入手できない場合には、1リットル以内であれば「ACEA C3」のオイルを補給できる
【オイルレベルの電子的な点検と補充】割愛します m(._.)m
・点検はiDriveで確認、補充は上記オイル使用
【オイル交換】正規ディーラーに依頼することを推奨します
・オイル量や交換時期の記載なし
以上、コレだけ。
通常、取説に書いてあるハズの交換時期や量の記載が全くないのよぉ・・・ これには強い違和感を感じる。
ディーラーの囲い込みだね。
なので以下に紹介しておくね。
【交換時期】CBS(Condition Based Service)に順ずる ※取説には記載なし
・CBS基準:28,000km、2年
【オイル量】5.5L:フィルター交換あり、5.3L:フィルター交換なし ※取説には記載なし
最初から感じてたんだけど、、、 自分で車を弄るオーナーにとって、付属の取扱説明書は役に立たないよ。
そ・れ・と、、、 ロングライフと言うだけあって、28,000km、2年も交換しなくていいの? マジ?? ビックリ。
さて、 ボヤきが長くなっちゃうから、、、
そろそろイキますかぁ~~。
交換するエンジンオイルはコイツよん↓
SUNOCOの「SVELT EURO C3」で粘度5W-30。 100%化学合成油。 BMWに承認されてるオイルを選択。
LL04承認のシバリがあって、安っちいオイルは使えなかった・・・ 本当にエンジン壊れちゃうから。。。
次にオイルフィルター(オイルエレメント)。
BMW純正の「11428507683」。
やっぱりフィルターは、、、純正品が安心。 代替品はおススメしません。 間違っても、激安の中華品(模倣品)なんて手を出さないでね。 濾過能力「ほぼゼロ」だったりするから(笑)
そして今回の交換は 上抜き 。
前から気になってた精密機器!?で(笑)
これまで自作スロープを使って交換してたんだけど、、、
オイルパンとドレンボルトの位置③④を確認してたら、、、 上抜きの方が残らず抜ける構造になってる様な気がして。。。
あとは、ポイパック、ウエス、クリーナー、手袋で準備万端。
では、作業手順に。
レベルゲージとフィルターはデッカイエンジンフードカバーに覆われていて、、、 見えない。
なのでフードカバーを外すことから。
全て嵌め込みだから、簡単に外れるよ。 邪魔なインテークパイプも外した方が作業が楽チンだね。
外せば、、、ホラ、丸見えぇ~! イヤァ~ん(笑)
現状のオイルレベルを確認しておいて、
ん!? 8分目くらい? エンジンオイルも減ってる?? この分だと、現状5.0L弱くらいしか入ってないかも??
上抜きの交換手順は、
①オイルフィラーキャップを緩める
②レベルゲージを抜き、チェンジャーの吸引ホース(ノズル)を挿入
③ポンピングして、オイルを抜き取る
④フィルターを新品に交換し、レベルゲージを挿入
⑤オイルキャップを外し、新しいオイルを入れる
⑥オイルキャップを閉めて、エンジンをかけ、2~3分アイドリング(エンジン内にオイルを回す)
⑦エンジンを止めて5~10分後、レベルゲージでオイル量をチェック
以上で終了~~。
オイルフィラーキャップはコレ。
純正オイルはカストロール(Castrol)みたいだね。
あらっ!? ホースが短い!!
シュポシュポすると、ゆっくり抜けてくる。
オイラは、せっかく下がったオイルを上げたくなくて暖気しなかった・・・
案の定、なかなかオイルが抜けず、作業効率が悪い(汗)
10分程で、ようやく1L。
タンクのメモリ(横ライン)1つで1Lらしい。
抜け切ると・・・ 約4.8Lほど抜けた感じ。
あらっ!? 5.0L以上抜けてもイイはずなんだけど・・・ 十分抜けてないかも?
そもそもタンクのメモリが正確かどうかわからないから、深く考えずフィルター交換に。
フィルターキャップは、27mmのソケットで外すよ。
緩んだキャップを抜くと、、、 フィルターも一緒に抜ける。
モタモタ抜いてると、オイルが垂れちゃうから、サクッとね。
フィルターは、かなりシッカリキャップにハマってた。
分離するのに、結構力を入れて引っこ抜かないといけなかった。
Oリングを新品に交換。
キャップの表記を確認すると「マーレ(MAHLE)」の表記がっ!
あらっ!? 純正はマーレ?? OEM品なら1,000円ほど安いんだけど・・・、 次回はマーレにしよっと(笑)
フィルターには、ドレンの突起がある。
フィルターケース内の穴に嵌め込むように挿入。。。
ケース内にも結構オイルが溜まってた~~。 次回はココも吸ってやろっと。
締付トルクは「25Nm」だね。
トルクレンチをセットして締め込み。
エンジンオイル量は、どれだけ入れようか・・・。
チェンジャーで抜けた量から見ると4.8Lほど・・・ 取り敢えず、少な目に4.5L注入。
レベルゲージのMINとMAXはココ。
4.5L入れて、、、 レベルを確認すると・・・ あれっ!? なんか交換前のレベル(8分目)と同じ感じだぞ!?
エンジンかけて、オイルを回した後で確認すると・・・
やっぱり同じ感じだぞ~~。 チェンジャーのメモリは、結構いい加減なんだなぁ~。
っということは、、、 0.5~1.0Lほどエンジンに残ってたのか!? かなり気持ち悪いぃぃぃ(笑)
30分ほど走行して、、、 iDriveのエンジンオイルレベルを確認すると、
「max」??
8分目位だと思うんだけど・・・ iDriveの表示も、高い精度ではないみたいね。
エンジンを切って、オイルが下がるまでの間に廃油の処理を。
冷却水が混ざってるかなぁ~~ ドキドキ(笑)
一応、冷却水の混入は認められなかった。
冷却水が混入すると、水が乳化されて白いマヨネーズ様のドロッとした塊やツブツブが確認できるのね。
今回の冷却水レベル低下は、、、 大事に至らないかな・・・。
5,000km、1.5年のオイルは、、、
色は真っ黒だけど、、、 ザラザラしたスラッジもなく、 粘度も十分ある感じ。。。
ん~~ 確かにロングライフなのかも?
ハチマルの時に使っていた安いオイルは、5,000kmもすればスラッジも入って、粘度もサラサラだったし・・・。
付属のOリング以外に、ドレンパッキンらしきものも入ってた。
下抜きする時のために、とっておこっと。。。
あとは、エンジンフードカバーを元に戻せば、オイル交換終了~~。
交換作業自体はこれで終わりだけど、、、 最後の最後にCBSをリセットしておかないと、変なタイミングで交換の警告が出ちゃったり、次回交換時期の目安が分からなくなっちゃうから。
上抜きでのエンジンオイル交換は、、、 実はオイラ、初めて(笑)
簡単に上抜きと下抜きのメリット・デメリットを、、、
【上抜き】
●メリット
・ジャッキアップ不要
・ドレンボルトの取り外しによるネジの摩耗が起き難い
・閉め忘れ、甘締めによるオイル漏れが起き難い
●デメリット
・オイルを抜く時の手間(ポンピングなど)が必要
・十分オイルが抜けきれない場合(車種)もある
・摩擦によりオイルに金属片などが混入していた場合、見つけ難い
【下抜き】
●メリット
・車種を選ばずどんな車でもオイル抜く事ができる
・オイルを抜く時の手間(ポンピングなど)が不要
・摩擦によりオイルに金属片などが混入していた場合、見つけ易い
●デメリット
・ジャッキアップ必要
・ドレンボルトの取り外しによるネジの摩耗が起きる事がある
・閉め忘れ、甘締めによるオイル漏れが起きる事がある
ほぼ、メリットとデメリットが逆ね。
BMWの場合、、、 ドレンボルトを舐めやすいから、上抜きの方がイイかもね。
でも、 なんか十分抜け切れない様だから・・・ 気分的に下抜きの方がイイけど(笑)
今回のオイル交換代は・・・
エンジンオイル(SVELT EURO C3 5W-30) 18,800円
フィルター(純正) 3,600円
ポイパック 236円
オイルチェンジャー 3,350円
合計 25,986
オイルとチェンジャーは4回分と見て、、、 1回分に換算すると・・・ 「9,374円」。
ディーラーでオイル交換すると「23,000円」ほど。 半額以下で済んだ。。。
そうそう、、、 BMWって、新車保証期間内ならエンジンオイルの交換は無償なんだけど・・・
でも実はCBSで交換時期(28,000km・2年)が表示されないと無償じゃないの知ってる? 契約書を良く見ないと、勘違いしちゃうよ(笑)
交換後のインプレは、、、
フィーリング・・・ 変わりナシ 。
音も静かになった感じは無い。。。
ロングライフオイル・・・ 技術って進歩してるんだなぁ~ って再確認しました。
まだまだ続きますよぉ・・・ オイラは楽しいけど・・・ (^^;